国内外からの観光客でにぎわう奈良市の奈良公園では、大学2年の女性(20)が奈良市内の大学から自宅へ帰る途中、東大寺境内に珍しいポケモンがいると思って立ち寄ったという。大学の階段ではゲームをしていた学生が転倒しているのを見たといい、「周りの状況に注意してやろうと思う」と話していた。
琵琶湖を臨む大津市のなぎさ公園にはゲームを楽しむスウェーデン人の会社員男性(35)の姿も。「琵琶湖では、魚など湖ならではのポケモンも多く面白い」。和歌山市毛見の紀三井寺公園に来ていた高校1年の男子生徒(16)は「外出すればするほどポケモンを捕まえることができる。当分は遊び続けたい」と笑顔をみせた。
「ポケモンに罪はない…」
「ポケモンに罪はない。安全に楽しんで」。人気ゲームの配信と祇園祭が重なった京都市は「歩きスマホ」が事故につながりかねないとして、そんな異例の呼びかけに乗り出した。