東京都知事選

鳥越俊太郎氏演説詳報(20日)「日本のシンボル・東京こそ、憲法を守るメッセージを流す立場にある」

東京都知事選候補者(届け出順)
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 舛添要一前東京都知事の辞職に伴う都知事選(31日投開票)で、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産、社民、生活推薦=は20日、JR品川駅前の演説で「平和と憲法を、そして核のない社会を守る東京都でありたい」と訴え、当選すれば非核都市宣言をするとの公約を掲げた。詳細は以下の通り。

 私は、東京都は平和と憲法を、そして核のない社会を守る東京都でありたいと願っています。それは公約の中に入れさせていただいています。

 憲法というと、それは国政じゃないかと言う人がいらっしゃいます。そんなことありません。東京都は日本の首都です。そして東京こそ、日本のシンボルですから、東京が憲法を守らない都市であっていいはずがない。東京こそ、憲法を大事にする自治体であって、憲法を守るというメッセージを日本中に流していく立場にあるということを、みなさん、ぜひ分かってください。

 もちろん、東京は平和都市宣言というのはしています。しかし私は、これにもう一つ、付け加えたい。これは、日本の自治体ではすでに宣言を出しているところもありますが、残念ながら東京は、まだやっておりません。それは非核都市宣言。核はいらないよという宣言を東京都は全世界に向けて、メッセージを出すべきです。

 核というのは、みなさんは、広島と長崎に落ちた原子爆弾のことだねと思うかもしれません。しかし核というのは、それだけじゃないんですよ。あの、福島第1原子力発電所、あれも核なんですよ。核分裂というエネルギーを広島、長崎の原子爆弾は、爆弾というふうに使ったわけです。しかし、それをアメリカの誘いに乗って、日本は受け入れてしまって、平和利用という名の下に、54基もの原子力発電所を日本中につくってしまった。しかし福島で私たちが見たものは何ですか。いったん原子力発電所が暴走し、そして災害にあったときに、もう人の手には負えない。人の手には負えない。安倍晋三首相は五輪招致の大会で、汚染水の問題はアンダーコントロールだと言って、大嘘をつきました。アンダーコントロールどころじゃない。今でも汚染水の問題はコントロールされていません。これが、原子力の問題、原発の実態ですよ。

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