東京都知事選

増田寛也氏演説詳報(20日)「地方自治は民主主義の学校。『劇場型』で物事が解決するわけでない」

 消防庁が持っている消防車650台、救急車わずか250台。そんなことで都の全体の命が救えるわけないじゃないですか。ですから、行政というのは常に勘どころというのがあります。防災であれば、いかに国の力を引き出すか。そして、市長さんとのパイプを緊密にして皆さんの命を守るんです。東京都だけで首都直下(地震への対応)は不十分で、他県からいっぱい応援に入ってもらう。

 行政は独りよがり、思いつきでできるものではなくて、それぞれにきちんと連携を深める。国、地元の自治体、都議会、いきなりけんかするものではない。都議会と丁々発止、私が皆さん方に、もし幸いにして都知事に選んでいただければ、選んでくださった代表となり、一方で都議の先生方もまた皆さん方が直接選んでるんです。

 同じ皆さん方が選んでも、一人一人に意見が違うように、それぞれ全部(意見が)一致しないかもしれない。しかしそういうもんですよね。全部意見が一致する人なんて、そんなにいない。そのときに丁寧に違う意見を戦わせて、そして合意形成を図っていく。そういうプロセスが大事なんです。地方自治というのは民主主義の学校と言われている。けんかをふっかけて劇場型にして物事が解決するわけではないということを、まず皆さん方に申し上げておきたい。

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