それで全国にもあっという間に動きが広がって、国会前でも集会をやりました。あれからちょうど1年だなあと思っております。1年経って自分がこういう場に立っていることに、自分としても何か因縁があったのだなあと思っております。
今回は東京都政の問題ですから、都政の話をしないと、都の政治ですね。都政の話をしないと、またお前は国政の話ばかりしていると言われるのですが、東京都政も国政も同じなんですよ、基本的には。こっちからこっちが都政、こっちからこっちは国政なんて分けられるものじゃないんですよ。都政の問題は同時に国の問題であるし、国の問題は同時に東京都知事の問題でもあるんです。
よく、「鳥越さんは国政の話ばかりする」と聞かれることがあるんですけど、そうじゃないんです。都政も国政も全部つながっていると思って、私は国政の話もしながら、都政の話もしようとしているんです。
去年1年(前に)ちょうど、集団的自衛権、安保法政があっという間に強行採決された。そのことに黙っておれなくて、1年経って私は知事に立ってしまったということです。立っても立つところが違うんじゃないかと思います。
私ははっきり言って、この選挙は勝てると思っています。自民党、公明党の与党勢力はふたつに割れました。宇都宮(健児)さんが苦渋の決断をしていただいて、野党統一候補としてご推薦をいただいたことで、野党勢力の一本化が結果的になりました。