ドクターが創る未来(上)

「ディーン・アラカワです」…「五代友厚の精神」脈々と、大阪市大トップはユニークな教育者

【ドクターが創る未来(上)】「ディーン・アラカワです」…「五代友厚の精神」脈々と、大阪市大トップはユニークな教育者
【ドクターが創る未来(上)】「ディーン・アラカワです」…「五代友厚の精神」脈々と、大阪市大トップはユニークな教育者
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 公立大学として国内最大の規模と伝統を誇り、「市大」の愛称で親しまれている大阪市立大(大阪市住吉区)のトップに前医学部長の荒川哲男さん(66)が就任した。医師として、研究者として、教育者として常に新たな道を切り開いてきた荒川さん。大阪府立大(堺市中区)との統合に向けた動きが進む中で、その視線が見据える市大の未来とは-。(聞き手、杉侑里香)

「国立大のコッピーであってはならぬ」

 --市大理事長兼学長就任から3カ月がたちました

 荒川 勉強することが多い上に4、5月はあいさつ回りや入学式などの行事もあり忙しかったですね。今はさまざまな取り組みを進める中で、市大がどんどんと変化していくことにワクワクしています。

 --市大は昭和3年に大阪商科大学の名称で国内初の市立大学として誕生しました

 荒川 源流の「大阪商業講習所」までさかのぼると、今年で開学136年目です。公立大の存在意義は、地場産業の活性化や市民健康の増進といった地域貢献が根底にある。その成果を日本や世界へ展開することが大きな使命です。