【萩原智子の笑顔のアスリート学】世界が注目する池江璃花子16歳 リオ五輪で活躍見込める2つの秘密とは…(2/3ページ) - 産経ニュース

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萩原智子の笑顔のアスリート学

世界が注目する池江璃花子16歳 リオ五輪で活躍見込める2つの秘密とは…

 もう1つは、身長170センチの彼女はその長い手足を、実にうまく使いこなすことができている。手足が長いと有利だと思われがちだが、使いこなせるだけの体幹の強さや筋力がなければ、疲労がたまってくるレース後半、長い手足は逆に抵抗を生む原因になりかねない。身長180センチの私は現役時代、自分の体を使いこなすまでに時間がかかり、苦労したことを覚えている。

 池江選手は16歳にして、長い手足を使った大きな泳ぎができている。彼女が腕を2回転させている間に、周りは3回転させる。人よりも腕を回す回数が少ない。これは、1ストロークごとにより遠くの水をつかみ、押し切ることができているからだ。水の抵抗が少ない泳ぎとも繋がっている。

 天性のスピードを持っている彼女は現在、100メートルを中心にスプリント種目にチャレンジしている。速く泳ぐために腕や足を速く動かせばよいというものではない。それではただの力みとなり、後半の大失速とともに、水の抵抗を大きく受ける。