秋の臨時国会90日間 政府調整 補正・TPP対応へ長期

 政府・与党が秋の臨時国会を9月中旬に召集し、会期を12月中旬までの90日間程度とする方向で調整に入ったことが17日、分かった。複数の政府・与党幹部が明らかにした。平成28年度第2次補正予算案や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)承認案などを確実に成立させるため、十分な審議日程を確保する必要があると判断した。

 安倍晋三首相は11日の記者会見で、与党が参院選に勝利したことを受け、「あらゆる政策を総動員しアベノミクスを一層加速してデフレからの脱出速度を最大限引き上げなければならない」と述べ、大型の経済対策を急ぐ考えを強調した。

 政府は9月12日前後に臨時国会を召集し、ただちに衆院に2次補正予算案を提出する。首相はその後、米ニューヨークで開かれる国連総会に出席する予定だが、自民党幹部は「なるべく9月末まで、遅くても10月初旬に2次補正を成立させたい」としている。

 通常、秋の臨時国会は50日間程度の場合が多く、90日を超えれば平成20年(93日)以来8年ぶりとなる。政府・与党が長期国会で臨むのは2次補正の成立後に扱うTPP承認案と関連法案を11月の米大統領選前に成立させる方針だからだ。