キャシー中島に聞く

モデル時代、勝野洋との結婚、長女の死、皮膚がん…波瀾万丈の人生を赤裸々に でも涙は見せたくない

 例えば、アメリカに駐在で行ったご主人についていった奥さんがアメリカで習って、帰国してから周りの方に教えているぐらいのもので。材料を買うにも、まだ専門店がなかったですから、洋服店で生地を少しずつ切ってもらうと、嫌な顔をされたものです。そういう時代でした。それから徐々に愛好家も増えて、今では、一般的に200万人の愛好家がいるといわれます。でも実際には家だけでやっている人などもいるので、もっともっと多いでしょうね。

 《キルトの作品で数々の賞も受賞した》

 米国で権威のあるコンテストで、外国人としては初めて賞を受けた作品があります。「サンシャインローズガーデン」という作品です。縦横が各230センチの作品で、ひとつずつアップリケもしていますので、制作には約3年かかりました。受賞したのはテキサス州のヒューストン。(勝野が「太陽にほえろ!」で演じていた刑事の愛称と同じ)「テキサス」つながりですね。

 《ハワイアンキルト、アメリカンパッチワーク…。キルトにはいろんな作品があるが、キャシーはさまざまな作品に取り組んできた。中には平成21年に肺がんのため先立った長女・七奈美を思い、その死を乗り越えた作品もある》

 娘が亡くなって、もう針も持てないかなと思いました。でも、娘がオレンジ系が好きだったので、そんな色の作品なら針が持てるかな、と思って。娘と会話をしているかのように、楽しく作れました。(長女の死は)まさかうちにそういうことが起きるとは思っていませんでした。でも彼女は頑張りました。自分で選んだ治療法をやっていましたし。それでも星になってしまいました。いろんな方からお手紙やメールをいただきましたが、私は自分なりのやり方でしか立ち直れないと思いました。それは、外に出ることでした。

会員限定記事会員サービス詳細