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「1人で殺害して、遺体を川に捨てた。女性は知らない人だった」-。死体遺棄容疑で逮捕された、茨城県つくば市に住む県立高2年の少年(16)は茨城県警の調べに、そう語ったという。のどかな田園地帯を流れる川で、1人の女性の遺体が見つかったことで明るみに出たこの事件。「成績優秀で模範的」と言われる少年が、なぜこのような凶悪犯罪に手を染めてしまったのか。真相はいまだ謎に包まれている。
5日夜、両親に付き添われ、1人の少年が県警つくば中央署に自首をした。「現場付近でパトカーを見て、すぐに(自身の犯行だと)分かって捕まってしまうと思い、親に相談した」という。
さかのぼること数時間前の同日午後4時ごろ。同県龍ケ崎市を流れる西谷田川の土手を散歩していた男性(71)が、同川にあお向けに浮いている女性の遺体を発見した。発見当時、遺体は青いTシャツに青いジーンズを身につけており、靴は履いていなかった。
遺体は損傷が激しく、虫による蚕食(さんしょく)もみられ、頭の一部は白骨化。県警によると、発見直後には年齢など見当がつかないほどだったという。その後、女性の遺体は同県牛久市の職業不詳、進士(しんじ)康子さん(42)と判明した。