だが、課題は尽きない。パリ同時多発テロを受けて発動した非常事態を3度延長。10日までの1カ月間、国内で行われたサッカー欧州選手権は標的にされる可能性があったため、兵士や警官計約10万人を動員し、当局の威信をかけて厳戒態勢を敷いた。
「非常事態は例外措置。永遠に続けるわけにはいかない」。オランド氏は革命記念日だった14日、こう語り、昨秋から継続している非常事態を今月26日に終了する意向を示していた。
だが、夏の休暇シーズンには人気観光地がテロが狙われる可能性も指摘されていた。特に革命記念日という全土が祝賀ムードにあるこの日を狙ったテロだととすれば、その衝撃は大きいとみられる。