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船井電機は15日、7月末に子会社ブランドのVHSビデオデッキ生産を終了することを明らかにした。部品メーカーが撤退したため。DVDが主流になるなか、世界でもビデオデッキ生産をしているメーカーはなく、同社広報は「修理は継続する」と顧客に理解を求めている。
販売33年、最盛期の5%に減…部品メーカー撤退で
船井電機は昭和58(1983)年からビデオデッキを販売。ピーク時には年間1500万台以上を販売したが、DVDの普及により販売台数は減少の一途をたどり、昨年は75万台だった。
近年は中国の工場に生産委託した商品を主に北米向けに販売していたが、今年度に入り、海外の部品メーカーが生産から撤退、7月末に委託工場でのビデオデッキの生産を停止することになった。