【中江有里の直球&曲球】集いの場所 図書館には人を育てる役割も(1/2ページ) - 産経ニュース

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中江有里の直球&曲球

集いの場所 図書館には人を育てる役割も

 先日、岡山県瀬戸内市で開催されたシンポジウム「地方創生時代のまちづくりと図書館」にパネリストとして参加した。

 タイトルにある「地方創生」と「図書館」はどんな関係があるのか? その結びつきについてぜひ知りたい、と会場入りした。

 はじめに岡山出身で元鳥取県知事でもある片山善博氏による講演を拝聴した。片山氏は読書家であり、これまでも本に関する会合でご一緒する機会があった。今回は図書館と街づくり、そして人づくりの関連について、地方自治に携わった立場から語られた。ようやく地方創生と図書館のつながりが見えてきた。

 図書館は知の宝庫で、誰もが等しく知識を得るために利用できる、民主的な場である。しかし図書館と名のつくところが全て同じではない。私は度々地方の図書館での講演やイベントに呼ばれたり、個人的にも図書館に巡り合うと見学したりする。

 私の印象だが、図書館は地域によって蔵書や作りが随分と違う。予算の問題もあるだろうが、図書館に対するその街の価値観があらわれるのかもしれない。公立図書館、大学図書館、町の小さな図書館など、利用する側のニーズに沿った選書には、図書館司書の役割も重要だと感じる。