参院選

無所属・平野達男元復興相が自民入党へ 参院で自民単独過半数、改憲4党で3分の2も

 元復興相で無所属の平野達男参院議員(岩手選挙区)が自民党に入党届を提出したことが13日、分かった。今後手続きを進める。平野氏の入党が決まれば自民党は参院で122議席となり、単独過半数となる。

 平野氏は12日、自民党本部で谷垣氏と会談。谷垣禎一幹事長が「できれば一緒に活動したい」と要請し、平野氏が「よろしくお願いします」と応じた。

 自民党入党の理由について平野氏は「いま日本に必要なのは政策の継続性だ。自民党のやっていることは間違っていない。岩手や日本のため自民党で貢献したい」と説明しているという。

 平野氏は民主党政権時代の平成24年に初代復興相に就任。25年に党運営への不満から離党届を提出したが除籍処分となり、その後は無所属で活動していた。今回の参院選では、岩手選挙区に立候補して敗れた自民党候補を応援した。

 平野氏が自民党に入党すれば、憲法改正に前向きな自民、公明、おおさか維新、日本のこころを大切にする党の4党で参院の3分の2となる162議席に到達。4党で、衆参両院で改憲の発議に必要な3分の2を確保することになる。

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