《舛添要一前東京都知事の辞職に伴う知事選(14日告示、31日投開票)をめぐり、知事選への出馬を表明している4氏による公開討論会が13日午後2時、東京都千代田区の日本記者クラブで始まった。討論会に出席したのは、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(69)、元防衛相の小池百合子氏(63)、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)、元総務相の増田寛也氏(64)の4人。開始前から多くの報道陣が会場に詰めかけ、4人の登場を待ちわびている》
《午後1時55分過ぎ、増田氏、小池氏、宇都宮氏、鳥越氏の順で姿を見せた。スーツにネクタイ姿の増田氏と宇都宮氏、小池氏は黄緑のスーツ、鳥越氏はジャケットスタイルといういで立ちだ。壇上中央でまず写真撮影が行われ、4人はほほえみながら、撮影に応じた。4人が手を握り合う場面もあり、苦笑いする一幕もあった》
《司会者が4氏を紹介し、それぞれ立ち上がって一礼する。最初に4人が基本的な主張を説明し、その後質疑応答に応じるという進行が説明された。まず宇都宮氏が発言を始めた》
宇都宮氏「東京にはさまざまな困りごとがあります。私は安心して働き、安心して子育てができ、安心して老後が過ごせる東京にしないといけない。都民の福祉の増進というのは、都政の一番大きな役割だと思っています。やはり、都政の一番中心は、都民の暮らし、生活を豊かにする、社会保障を充実させることだと思っています」