参院選・福岡

トップ争い「敗北」大家氏に3つの誤算

 古賀氏サイドの狙いはテキメンで、自民・大家氏は蔵内氏の出身地盤、筑後市ですら古賀氏にリードを許し、麻生氏の選挙区、衆院8区でも、古賀氏の得票数が上回った。

 一方の大家氏には、「自民党は知っているが、大家さんて現職だったのか」との声が容赦なく飛んだ。

 大家氏と古賀氏の戦いぶりは、平成22年の福岡市長選を想起させた。

 元テレビアナウンサーで知名度のある高島宗一郎現福岡市長(41)が、組織力で勝る現職を破った戦いがそれだ。

 公示後、古賀氏の露出が格段に増えると、街頭演説では、有権者が古賀氏に握手を求めて殺到。自民党サイドは「とてもじゃないけど、あの勢いは止められない」(大家陣営幹部)とぼやくが、後の祭りだった。

公明・学会票

 大家陣営にとって、公明党と支持母体の創価学会の出方を読み違えたのも大きく響いた。

 公明党が独自候補を擁立して学会票があてにできなくなったばかりか、自民票まで食われる被害が想定以上に拡大したためだ。

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