東京都知事選

小池劇場幕開け「私はいま、たった一人。この戦いざまをみて」 増田氏と早くもつばぜり合い

【東京都知事選】小池劇場幕開け「私はいま、たった一人。この戦いざまをみて」 増田氏と早くもつばぜり合い
【東京都知事選】小池劇場幕開け「私はいま、たった一人。この戦いざまをみて」 増田氏と早くもつばぜり合い
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 17年ぶりの保守分裂選挙に突入することが決まった東京都知事選(14日告示、31日投開票)。自民党都連や市区町村長の支援を取り付け、強固な「組織選挙」で挑む増田寛也元総務相(64)に対し、小池百合子元防衛相(63)は圧倒的な知名度で「空中戦」を演じる見通しだ。11日に都庁で会見した2人は選挙公約を発表して互いを牽制(けんせい)、早くもつばぜり合いを展開した。

 「パートナーの区市町村長と意見交換し、都政のトップに立つ責任があると考えた」。都庁で会見を開いた増田氏は広く支持を取り付けた強みをみせ、「8千人の待機児童の早期解消」などの公約を掲げた。

 旧建設省の官僚、岩手県知事、総務相の経歴を挙げ、自らの強みを「行政畑」と断言。都議会との関係について「議会の場で真摯(しんし)に議論することが地方自治の原則」と語り、都議会自民党に反発する小池氏との違いを鮮明にさせた。

 増田氏はこれまで「東京一極集中」を批判し、総務相時代には法人関連の税収を地方に再配分するため地方税の一部を国税にする制度改正を決めた。

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