東京都知事選

石原伸晃自民都連会長「小池百合子氏はわがままだ」 萩生田光一官房副長官「公党への侮辱ではないか」

石原伸晃経済再生担当相=10日午後、東京・永田町の自民党本部(大西正純撮影)
石原伸晃経済再生担当相=10日午後、東京・永田町の自民党本部(大西正純撮影)

 自民党東京都連会長の石原伸晃経済再生担当相は11日午前、党本部で開いた都連会合で、都連執行部に無断で東京都知事選(14日告示、31日投開票)への出馬を表明した小池百合子元防衛相について「わがままだなとは思ったが推薦依頼があったので、このような席に出てきて都政にかける意気込みをぜひ聞かせていただきたく思っていた。(小池氏に)連絡しているが、出席には至っていないのは残念だ」と述べた。

 萩生田光一官房副長官は、小池氏が参院選の投票締め切り直後の10日午後8時過ぎに都連を訪れ、推薦依頼を取り下げる文書を提出した件にふれ「参院選のさなかにこれだけ世間を騒がせ、党に迷惑をかけておきながら、執行部の留守中に紙一枚で取り下げというのは、あまりにも公党を侮辱する姿勢ではないか。そのような憤りも感じる」と批判した。

 都連はこの日の会合で、前岩手県知事で元総務相の増田寛也氏(64)の擁立を正式に決めた。

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