参院選・福島

落選確実の岩城光英法相が目を潤ませ…「力発揮できなかった。ご期待添えず申し訳ない」 

落選が決まった岩城光英氏 =10日午後、福島県福島市(福島範和撮影)
落選が決まった岩城光英氏 =10日午後、福島県福島市(福島範和撮影)

 「自分自身の力を発揮できなかった。ご期待に添うことができず、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 10日午後10時半すぎ、福島市内の選挙事務所に姿を見せた、法相で自民現職の岩城光英氏(66)は重苦しい雰囲気の中、駆け付けた100人以上の支持者を前に、口を真一文字に結んで険しい表情で頭を下げた。安倍政権の中枢を担う現職閣僚が議席を失う事態に、党関係者や支持者にも衝撃が走った。

 過去3回の選挙は改選数2で、いずれも2位当選。福島選挙区は今回から改選数が1減となり、野党統一候補として臨んだ民進現職の増子輝彦氏(68)に序盤からリードを許す厳しい展開となった。

 危機感を強めた党県連は農業、建設、商工業など約160の団体でつくる後援組織を初めて結成。党総裁の安倍晋三首相が公示後に2回、ほかの閣僚も続々と福島入りするなど、国会議員や地方議員を総動員して票のてこ入れを図り、終盤で猛追を見せた。だが自身の支持基盤を固め、無党派層も広く取り込んだ増子氏との差を詰め切れなかった。

 福島の復興加速を掲げ、自公政権の実績を訴えてきた岩城氏。「まだまだ課題が山積しているが、政権を奪還してから目に見える形で進んできた。そのことが十分にご理解頂けなかった」。進退については「自分なりにできることを模索しながら、復興に向けた活動を続けていきたい」。目には光るものがあった。

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