参院選・秋田

対決抜け出し自民・石井浩郎氏再選 民進・松浦大悟氏「私の力不足」

2度目の当選を決め、妻の幸子さん(右)らと万歳する石井浩郎氏=10日午後8時40分ごろ、秋田市寺内蛭根(渡辺浩撮影)
2度目の当選を決め、妻の幸子さん(右)らと万歳する石井浩郎氏=10日午後8時40分ごろ、秋田市寺内蛭根(渡辺浩撮影)

 秋田選挙区では、投票締め切り時間の午後8時とほぼ同時にテレビから「当選確実」の知らせが流れると、秋田市寺内蛭根の自民現職、石井浩郎氏(52)の選挙事務所は「おー」というどよめきに続いて大歓声と拍手に包まれた。

 当初は苦戦も予想された野党共闘との対決を抜け出した。妻の幸子さん(43)や長男の浩嗣君(2)とともに現れた石井氏は、佐竹敬久知事や国会議員、県議、支持者とともに万歳三唱。「農業、漁業の振興や教育改革に引き続き取り組みたい」と2期目への決意を新たにした。

 一方、同市山王中島町の民進元職、松浦大悟氏(46)の選挙事務所は重苦しい雰囲気に包まれた。公示前に「退路を断って臨む」と話していた松浦氏は「思いが届かなかったのは残念。私の力不足で支持が広がらなかった」と深々と頭を下げた。

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