産経抄

世界情勢は眼中にない民共 ヒトラーを慢心させた宥和政策の失敗から学べ

 ▼ところが参院選での民進党や共産党の主張はというと、やれ3分の2をとらせないだの安全保障関連法廃止だのと、新たな世界情勢は眼中になさそうだ。民進党の枝野幸男幹事長は3日のフジテレビ番組で現状維持を訴えた。「当分は現行の憲法で良い」。

 ▼チャーチル英元首相は、1930年代の英国のナチス・ドイツに対する宥和(ゆうわ)政策を痛烈に皮肉っている。「何も決定しないことを決定し、優柔不断であることを決意し、成り行き任せにするということでは断固としており…」。この宥和政策がむしろ、ヒトラーを慢心させて第二次世界大戦につながったというのが歴史の教訓である。

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