舛添要一前東京都知事の辞職に伴う知事選(14日告示、31日投開票)をめぐり、民進党都連は8日、党本部で選対委員会を開き、都連会長の松原仁元拉致問題担当相に対応を一任することで一致した。松原氏は記者団に、前神奈川県知事の松沢成文参院議員(無所属)、元経済産業省官僚の古賀茂明氏を軸に人選を進める考えを示した。
擁立を検討していた長島昭久元防衛副大臣は都知事選での民進、共産、社民、生活の野党4党連携に疑問を示す発言をしていることから、「4党の枠組みを考えた場合、さらなる選定が必要」(松原氏)として主軸の候補者から外れた。
松原氏は、出馬に意欲を示している俳優の石田純一氏に関しては「都政は極めて大きな舞台であり、実務経験が必要だ」と述べ、否定的な見解を強調した。