共産党は前回参院選で改選5議席から8議席に躍進したが、今回参院選ではさらに議席を伸ばしそうだ。選挙区、比例代表合わせて10議席前後をうかがう。共産党が二桁の議席を獲得すれば、15議席を得た平成10年以来16年ぶりとなる。社民党と生活の党と山本太郎となかまたちは1議席獲得できるかどうかが焦点となる。
比例代表では政治団体の「支持政党なし」が1議席を得る可能性もある。支持政党なしは、26年12月の衆院選比例代表北海道ブロックで、社民党の約5万3000票を上回る約10万票を獲得している。
ただ、選挙区によっては態度未定の有権者が3割を超えているため、流動的な要素もある。