ダッカ人質テロ

7つの白いひつぎに花束手向け黙祷 羽田空港

 強い風が吹く曇り空の下、政府専用機のそばに並べられた7つの白いひつぎ。バングラデシュの首都ダッカで起きた飲食店襲撃テロ事件で犠牲となった日本人7人の遺体と遺族が5日、帰国した。出迎えた関係者らは悲しみと悔しさを表情ににじませ、花束を手向けた。

 遺体と遺族を乗せた政府専用機は午前5時50分ごろ、羽田空港に到着した。タラップを降りる遺族らは一様にうつむき加減で、足早にバスに乗り込むと、空港内に用意された部屋に向かった。

 その後、7人の遺体を納めたひつぎが駐機場に静かに降ろされた。白い布を掛けられた台車の上のひつぎの前に、岸田文雄外相や国際協力機構(JICA)の北岡伸一理事長ら喪服を着た関係者が花束を手向けた。バングラデシュのラバブ・ファティマ駐日大使の姿もあった。全員で約1分間、黙祷(もくとう)をささげた。

 ひつぎはその後、ゆっくりと遺族らが控える部屋まで運ばれた。駐機場を去るひつぎに向かい、空港職員らが深々と一礼した。

 テロで負傷した渡辺玉興さんを乗せた別の航空機も同日、羽田空港に到着した。渡辺さんは都内の病院へ搬送された。

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