参院選・千葉

SEALDsの奥田愛基氏「この道を進まなくていい。私たちは別の道を行く」 「評論家は人の不幸をあざ笑って」とマスコミ批判も 民進・小西洋之氏を応援

民進党候補者の街頭演説会に駆けつけた奥田愛基氏=3日、千葉県習志野市のJR津田沼駅前(大島悠亮撮影)
民進党候補者の街頭演説会に駆けつけた奥田愛基氏=3日、千葉県習志野市のJR津田沼駅前(大島悠亮撮影)

 学生グループ「SEALDs(シールズ)」の奥田愛基氏が3日、千葉県習志野市のJR津田沼駅北口前で、参院選千葉選挙区(改選数3)に立候補している民進党現職の小西洋之氏(44)の街頭演説会の応援に駆けつけた。

 「人を大切にしない政治には未来はない。人口減少の問題などに目を向けないで、なんで軍事費とかにお金を使うんですか。こういうことを改善しようとしているのは民進党だと思う」と主張。自民党のコピー「この道を。力強く、前へ。」を念頭に「この道を力強く進まなくていい。私たちは別の道を行きます」などと述べた。

 奥田氏は「アベノミクスはエンジンを吹かしても進んでいかないですよ。燃費が悪いからガソリンがなくなるだけですよ。今の政治はそんな感じじゃないですか」と指摘。「安倍政権は何だか俺たちの耳をふさごうとして、口をふさごうとして、見るものを見ないように目をふさごうとしているように感じる。そういった政治に対し、主権者は誰なのか、俺はもう一度問いたい」と通行人らに投票を呼びかけた。

 また、奥田氏は「評論家の人たちは選挙の結果を待って『ほらシールズがダメだった』とか、『野党がだらしない』とかいう準備をしていますよ。でもそれに意味があるんですか。失敗の理由を解明するだけで、人の不幸をあざ笑って解説して、コメンテーターはおかしいんじゃないですか」と話し、批判の矛先はマスコミにも及んだ。

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