ダッカ人質事件

国際政治ジャーナリスト・菅原出氏「外国人集まる飲食店、ターゲットになりやすい」

 テロ対策に詳しい国際政治ジャーナリスト、菅原出氏の話「イスラム国(IS)は今年に入り、アジアでのプレゼンスを高めており、ラマダンの時期になんらかの行動を起こすだろうと米国政府などが予測していた。特に金曜日は危ないと外務省もホームページなどで注意喚起していた。先月29日はイスラム国の建国記念日とされ、その前後は空港を使う移動を避け、不特定多数の人が集まる場所には行かないようにセキュリティー専門家も注意を促していた。ISはバングラデシュでもテロを実行するよう呼びかけていたが、これまでは個別の人物を狙ったテロが多く、ここまで組織的で大規模なテロをやるかどうかは不確定だった。

 恐怖を拡散することができるので、欧米系の外国人が集まってくるような有名な飲食店はターゲットになりやすい。特に、路面店は攻撃を受けやすく、テラス席や窓際の席は避けるべきだ。非常口を確認した上で入り口が見える奥の席に座り、不審者が侵入してきたらすぐに逃げる。相手は自爆したり、問答無用で乱射してきたりするので、交渉の余地がない。だから、治安機関も被害を最小限にしようと容赦なく突入してくる。どうしてもそういう場所へ行かなければならないときは、ピークの時間を外すだけで、リスクを低下させることができる。日常生活の行動規制をすることが必要になってくる」

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