フロリダ銃乱射

事件機にLGBTの権利向上へ動き強まる トランプ氏も態度軟化「私はあなたたちのために戦う!」

 LGBTやその支援者の中には、トランプ氏の一連の発言を「嘲笑する声が多い」(米紙ワシントン・ポスト電子版、17日)とする一方で、偏見や差別による憎悪が起こす暴力「ヘイトクライム」から、LGBTを守ってくれると期待する声が出ている。

 実際LGBTは、米紙ニューヨーク・タイムズ電子版(16日)が引用した米連邦捜査局(FBI)の2014年時点の調査では、最もヘイトクライムの標的になりやすい少数派(マイノリティー)で、身の安全に対する懸念が高まっていた。次いでユダヤ教徒、イスラム教徒、黒人、アジア人、ヒスパニック、貧しい白人層と続く。

 「ヘイトクライムにおけるLGBTの擁護者」として、トランプ氏への期待は一部で高まっている。米紙ワシントン・ポスト電子版(17日)は、支援派弁護士の「(ヘイトクライムへの対応は)同性婚の権利を勝ち取って以降、最も大切なテーマ。トランプ氏は米国のLGBTを、あらゆる戦争やテロリズムから守ると言っている」との見方を紹介した。

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