藍染めで
フレームワークス(東京都渋谷区)が展開するセレクトショップのスピック&スパンからは昨年11月、ジュエリーブランド「リラバイスピック&スパン」がデビュー。パールを天然の藍(あい)で染めたインディゴパールのシリーズを打ち出している。
染色パールは、淡いピンクやグレーが多いが、同ブランドのジュエリーデザイナー、千葉一花(かずか)さんは「藍色は日本古来の色。デニムなどの日常のファッションにもよく使われる色で合わせやすい」と話す。
パールの表面に化学染料を吹き付ける染色方法だと、画一的な仕上がりになるが、天然の染料はパールの深部にまで入り込み、その度合いによって一つ一つ異なった表情になるという。同社は独自に開発した染料技術の特許を出願中だ。
インディゴパールのシリーズの指輪やネックレスは1万円から3万円が中心価格帯。千葉さんは「パールの輝きと藍色の組み合わせを楽しんで」と話している。