京大病院火災

バンッバンッと爆発音…立ちこめる煙、鼻につく臭い「息ができなかった」騒然となるキャンパス

火災で騒然とする京大病院の構内=1日午後7時30分、京都市左京区(志儀駒貴撮影)
火災で騒然とする京大病院の構内=1日午後7時30分、京都市左京区(志儀駒貴撮影)

 京大病院で1日夕に発生した火災。当時、キャンパスでは多くの学生らが研究などを行っており、出火元からは炎や黒煙が立ち上った。現場では、避難誘導が行われるなど、一時騒然とした雰囲気に包まれた。

 病院の女性職員(50)は「火災発生。直ちに避難してください」と構内放送が流れたのを聞き、「病院で火災なんていままで無かったことで、びっくり」。勤務中だった男性医師(35)は「『バン、バン』という爆発音が何度も聞こえ、濃い煙と鼻につくにおいが立ちこめた。有害なガスかも知れないと思い、怖かった」と不安そうに話していた。

 3階で作業中だった男性研究者は「非常階段で避難したが、煙が立ちこめていて息が出来なかった」と、当時の様子を語った。

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