山本優美子のなでしこアクション(1)

慰安婦問題は守勢でいては振り回されるだけ 子供たちのために今こそ真実を世界に

グレンデール市の図書館のそばに設置された慰安婦像を見に来た韓国系の親子。話題になった像を一目見ようと、遠方からも人が集まる=2013年9月10日、米カリフォルニア州(田北真樹子撮影)
グレンデール市の図書館のそばに設置された慰安婦像を見に来た韓国系の親子。話題になった像を一目見ようと、遠方からも人が集まる=2013年9月10日、米カリフォルニア州(田北真樹子撮影)

(1)もう黙っていられない! NYに女性が集結

 2016年3月24日、ニューヨークの国連チャーチセンターの一会議室に日本女性が集まりました。なでしこアクション主催のNGOイベント「Women’s Rights under Armed Conflict ~ Japan’s Approach to Respect Women」(紛争下の女性の人権~女性尊重にむけての日本の取組み)です。

 海外に広まる捏造慰安婦問題にもう黙っていられないと、米国各地やカナダから駆けつけ、豪州、英国からも応援のメッセージが届きました。人前で話すことが初めての普通の女性たちが「捏造の慰安婦問題は終わらせましょう」と次々と力強いプレゼンテーションを英語で行いました。70人収容の会議室は満席。世界各国のNGOの方々が、最後まで静かに熱心に耳を傾けてくれました。

 海外において慰安婦問題は、日本人の平穏な生活を脅かす事態になっています。在外邦人の子供たちがこの慰安婦問題でいわれなき人権侵害を受けていることはご承知の通りで、母親たちは非常に危機感が強いのです。一刻も早く誤解を解き、このような状況を解消しなければならない。同じ女性として日本人として、あらゆる機会を通しこれを是正しなければとの決意を新たにしました。

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