西論

「山陰人」なんてありえない!参院合区は「切り張り」第一声から批判渦巻く

日本が衆院、参院の二院制をとっているのは、国民のさまざまな意見を広く反映させることができるという趣旨のはずだ。仮に合区が投票率の低下を招くならば、皮肉としかいいようがない。

衆院のカーボンコピーと揶揄(やゆ)される参院の本来の役割は何か。その役割に合う選挙制度はどのようなものか。抜本的な見直しのためには衆院と合わせて結論を出す必要があるはずだ。道州制など国と地方の統治機構のあり方も改めて考えていくべきではないか。

抜本的な問題に目をつぶったままで繰り返される合区には、決して地方の理解は得られない。単なる帳尻合わせの都道府県の切り張りになっていないか。有権者を選挙から遠ざけないためにも徹底した論議が必要だ。 (地方部長・徳永潔)