日本共産党研究

「俺たちの声を聞け!」「政治家の背中押したの俺たちっすよ」 SEALDsと共産党は独善性も瓜二つだった…

 なぜ、学生がそこまで中国を分析できているのかわからないが、緊張関係を煽っているのは、中国ではなく、日本だと言いたいようだ。

 さらに、安倍政権の外交・安全保障は《国際連合を中心とした戦争違法化の流れに逆行するもの》だというが、集団的自衛権の行使容認に明確に反対しているのは中国と北朝鮮ぐらいのものだろう。そもそも国連憲章は集団的自衛権の行使を明確に認めている。

 共産党の「真似事」とはいえ、この程度の見識で「おれたちの声を聞け」という主張はあまりに稚拙であり、彼らの運動が一般の学生に広がらない理由も分かる気がする。それは決して、「最近の若者が政治に関心がない」からではないはずだ。(敬称略)

※この記事は、産経新聞政治部による「日本共産党研究-絶対に誤りを認めない政党」(産経新聞政治部、産経新聞出版)から抜粋しました。「ソフト路線」で女性や若者の支持を集め、民進党などの野党と協力して国民連合政府まで視野に入れる日本共産党。ただ、彼らの主張にはうのみにしてはならないものが数多く含まれています。

 公安調査庁が半世紀以上にわたって監視を続ける彼らは決して「普通の野党」ではありません。「平和憲法を守る」「先の大戦に唯一反対した」「暴力革命を目指したことは一度もない」…。本書ではこれらのウソをすべて論破します!

「日本共産党研究-絶対に誤りを認めない政党」(産経新聞政治部、産経新聞出版)は全国の書店で発売中です。ネットでのご購入はこちらへ。

会員限定記事会員サービス詳細