日本共産党研究

「俺たちの声を聞け!」「政治家の背中押したの俺たちっすよ」 SEALDsと共産党は独善性も瓜二つだった…

 司会役だったSEALDsの本間信和も「野党共闘がなんとか形になり、次の参院選、それを超えてあらゆる国政選挙で安倍政権を打倒するために選挙協力をするというところまでいっている。こんなこと去年の夏、考えられたか。考えられなかった。その背中を押したのは誰か。おれたち一人ひとりっすよ」と自慢げに語った。

 奥田、本間ともに20代前半。SEALDsのメンバーらは「俺たちが政治家を利用している」という言葉が好きだが、果たしてそうだろうか。自分たちが「利用されている」というふうに考えが及んだことは一度もないのだろうか。

 他のSEALDsのメンバーの発言も支離滅裂なものが目立った。「こころ」という女性はなぜか最初に、「保育園落ちた 日本死ね」のブログを取り上げた。その後の発言はテーマがあちこちに飛んだ。ようやく安保法制関連と思われる話題として、「先月、格安夜行バスの列に並んでいたとき、こんな会話が聞こえてきた。『おれ、9月から自衛隊入るんだよ。言ってなかったっけ』。そっと後ろをみたら、私と同年代の青年だった」。さらに「『学費払えないから防衛大受けよう』とか『自衛隊に入るとこんな特典があるよ』という会話を身近で聞いたことがある」と続けた。

 何が問題なのかさっぱり理解できないが、自衛隊への入隊を安倍政権が強制しているかのような印象を与えたいらしい。まとまりのない話が続くと、いきなり何の法律かも言わぬまま、「法律が施行されたら、このような戦略的な流れはあっという間に加速していくだろう」と言い出した。

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