「これまで、国政で取り組んできた政策は多々ある。また、温めてきたビジョンも多々ある。この首都・東京で実現したい。ビジョンとは、『東京を守る、東京を進める』だ。今守るべき東京。人々の毎日の生活を守る。さまざまな災いから命を守る。財産を守るということだ。信じ合える東京、誇り合える東京としたい。東京を進めるというのは、2020年東京五輪・パラリンピックの成功はもとより、この後のポスト2020をにらんだ新しい東京の創造だ。これまでの経験から、経済、金融、環境などに軸足を置きたい」
●女性初の都知事目指す
「私は豊島区が地元だが、東京23区で消滅可能性があると指摘を受けた。少子化対策、育児の環境を整えることや、それ以前のさまざまな出会いを作るのも必要だ。今こそ未来を見据え、東京がアベノミクスの第三の矢、成長戦略のけん引力になるべきだ。アベノミクスを東京から、さらに発信していく。さまざまな課題を東京から解決する、リード役を務めたい。初めての東京の女性知事を目指すに当たり、1人1人の生活にきめ細やかな目を向けたい。そして、女性、男性も働き方の改革を進めなければならない。それによって、自らを高める時間や家族との生活を楽しむ、そんな夢あふれる、安心できる東京にしていかなければならない。結果として、今の日本の課題である生産性向上につながると思う。育児支援、介護難民問題、貧困対策、自ら体験した自宅で母を看取るといった経験をもとにして、地域包括ケアシステムをさらにブラッシュアップすることも必要だ」