マグロ、ナマズに続け…今度は近大「ハチミツ」研究に着手 資金調達にクラウドファンディング利用

研究「見える化」

 近大があえて企業と提携した理由はスピード感と訴求力の大きさ。そして、反響の多寡が「研究に対するニーズや世間の評価を推し量るマーケティングテストにもつながる」からだ。

 近大広報部は「研究目的や研究成果を一般にわかりやすくアピールすることで理解や応援が得られるので、教員には、研究を『見える化』する力も必要」と指摘。その上で、「寄付をした人に、大学の研究を自分の事のように感じてもらえれば、日本の研究全体への支援が増え、ひいては研究の質の向上にもつながる」と期待を寄せる。

 近大はこれまで、近大マグロをはじめ、研究成果を利用して、ウナギ味のナマズ、ミカンやマンゴー、キャビアなどの商品化に成功しており、「近大ハニー」は、国内産ハチミツの生産量増大にもつながることが期待される。工学部ではハチが好んで蜜を吸うレンゲを広島県内の耕作放棄地に植えて観光開発などにもつなげていく考えだ。

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