参院選

選挙サンデー 各候補、県内駆ける 茨城

 参院選(7月10日投開票)公示後、初の日曜日となった26日、茨城選挙区(改選数2)の候補者は県内各地の街頭で、アベノミクスなどをめぐり舌戦を繰り広げた。報道各社の序盤情勢が出そろう中、優勢が伝えられる候補者は自らの陣営に気の緩みが生じるのを警戒。劣勢が伝えられる候補者は追い上げに懸命だ。

 無所属新人の石原順子氏(55)は午前8時、筑波山神社で当選祈願をした後、県南地域を遊説。午後5時、つくば市学園南で「消費税増税は延期ではなく凍結すべきだ」と声を上げた。政府の農業政策は具体性に乏しいと批判し、「ワインの生産、加工、販売を経験した私が強い農業を作る」と第1次産業の6次産業化の推進を訴えた。

 幸福実現党新人の中村幸樹氏(52)は午前11時半から行方市のスーパー前で、消費税増税再延期について「消費税は経済活動にとって関所のようなもの。デフレ時にやってはいけない。経済活性化のために、5%への減税が必要だ」と強調。経済の発展のため、宇宙産業やロボット産業、防衛産業などへの投資が必要と訴えた。

 自民党現職の岡田広氏(69)は午前9時半からJR日立駅中央口で街頭演説を行い、「アベノミクスを加速させて税収を増やし、社会保障関係費に充てることが大事」と理解を求めた。英国の欧州連合(EU)からの離脱が決まったことにも触れ、「世界の経済市場は混乱している。どんな状況に遭遇しても柔軟な対応ができるよう、平和への備え、食料の備え、災害への備えが大事だ」と声を張り上げた。「政治を安定させる過半数を自公で取らせてほしい」とも述べた。

 民進党現職の郡司彰氏(66)は午後1時過ぎ、阿見町阿見のショッピングセンター前で街頭演説。「(安倍晋三首相が)今やろうとしているのは憲法9条の改正だ。9条が改正されれば、外国の紛争に集団的自衛権を行使する国になる」と訴えた。若者の非正規雇用や子供の貧困問題にも言及し、「アベノミクスの規制緩和一辺倒のやりようだけでなく、普通の人から豊かになる新しい経済の仕組みを作ることが求められる」と語気を強め、政権交代の必要性を訴えた。

 共産党新人の小林恭子氏(65)は午前9時、石岡市府中のスーパー前で「安倍政権の3年半で暮らしが良くなったか。格差と貧困が広がっている」とアベノミクスを批判。「消費税率10%は先送りではなく中止、大学授業料引き下げ、ブラック企業規制法制定」を主張した。「市民と野党が力を合わせて政治を変えよう」と呼びかけた。

 おおさか維新の会新人、武藤優子氏(51)は鹿行地域を回り、午後7時には水戸市泉町の京成百貨店前で街頭演説を行った。「国の未来のため、国家予算を使ってでも教育費を無償にすべき」と強調。国会議員の定数や報酬の削減など「身を切る改革」を通じて財政改革を行うと述べ、「実績があるのはおおさか維新の会だけだ」と訴えた。

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