参院選

各党のポスターに隠された思惑や裏事情とは 党首の「顔」が使えない政党も

 7月10日投開票の参院選で、与野党が掲示するポスターが街中で目につくようになってきた。典型的なのは党首の顔写真とともに覚えやすいキャッチコピーを合わせて載せる構成だが、文字だけを書いたパターンもある。貼る場所などを考慮して複数の種類を作製している党もある。ポスターからは、それぞれの党の思惑や裏事情を読み取ることができる。(小島優)

「顔」が使えない党首

 ポスターに党首の写真を掲載しているのは7党。生活の党と山本太郎となかまたちを除く6党が、バストアップの写真を使用した。

 自民党は斜め上を向き、訴えかけるような表情をした安倍晋三首相(党総裁)の顔がポスターの縦半分ほどを占める。高い内閣支持率を誇る首相のリーダーシップをアピールする狙いのようだ。共産党のポスターは、スーツ姿の志位和夫委員長が両手を握るポーズ。手話で「ぜひ」という意味を示すジェスチャーで、ここでもソフト路線で支持を訴えている。

 公明党は、山口那津男代表よりも、大半のスペースを占めるのが白い雲の浮かぶ青空や黄色い背景。「コピーを際立たせ、有権者の目を引く色合い」(党広報部)にしたという。

 異彩を放っているのが社民党。吉田忠智党首自身が今回、比例代表で立候補しているため「法的に顔写真が使えなかった」(吉田氏)。掲載されているのはコピーなどの文字だけという苦肉の策だ。

会員限定記事会員サービス詳細