原発最新事情

「マムシの善三」佐々木弁護士は原発事故検証でも「第三者」だった! 「炉心溶融隠し」会見でも記者の質問を遮って…

 会見は予定時間を1時間半近くオーバーしても終わらなかった。調査内容に不明な点が多かったからだ。東電側は会見を打ち切ろうとするが質問は終わらない。ついに佐々木弁護士が口を挟んだ。

 「申し訳ないが、今携帯がぶんぶん鳴っている状態なんで、時間がきてるんです」

 いまや売れっ子となった佐々木弁護士への依頼の電話が引きも切らないのだろうか。記者らは不満顔だったが、会見は渋々終わった。

相手に聴取せず「推認」、激怒する旧民主党

 検証委の報告書のどこが問題だったのか。

 調査のポイントは、なぜ「炉心溶融」という言葉を隠したのかであり、その点、検証委の調査は、当時の清水正孝社長が官邸(当時民主党政権)側の要請で、「溶融という言葉を使わないよう社員に指示した」と「推認される」と指摘した。

 当時の社長の指示はこれまでなかった話で、報道側からすると、ビッグニュースだ。しかしそのまま報じるには「推認」という表現に問題がある。記者の質問がそこに集中するのは当たり前だった。

 検証委の調査は約70人の聞き取りによるもので、確かに清水氏にも聞き取りを行っている。しかし清水氏自身は「記憶がない」として、指示を明確に認めていない。

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