難しい上陸阻止、協力者「あぶり出すのが大事」
今回は一人で上陸してみせた伊藤さんだが、実際に北朝鮮工作員が密入国する場合は、ナビゲーターとしての協力者の存在が欠かせないという。
ナビゲーターの役割は、船から降りた工作員を安全に陸へと誘導すること。上陸地点に人がいないかを確認して無線で伝えるのに加え、上陸後に必要となる着替えなどの物資を渡すことが重要だと強調する。
ただ見つからないよう上陸するだけなら、一人でも簡単だが、上陸後に安全に行動するためには協力者がいないと厳しいという。
海岸線の長い日本の場合、伊藤さんは「水際で止めるのは不可能」と伊藤さんは指摘。日本への上陸を防ぐためには、「協力者をどうやってあぶり出すのかが大事だ」と話した。