中村梅雀、亡き父を継いで「伝七捕物帳」 NHKBSで来月15日スタート

NHKBS時代劇「伝七捕物帳」に出演する(左から)原田夏希、松平健、中村梅雀、田中美佐子、徳重聡、上遠野太洸
NHKBS時代劇「伝七捕物帳」に出演する(左から)原田夏希、松平健、中村梅雀、田中美佐子、徳重聡、上遠野太洸

 俳優、中村梅雀(60)主演の時代劇ドラマ「伝七捕物帳(でんしちとりものちょう)」が7月15日午後8時、NHKBSプレミアムで始まる。同作は、今年1月に死去した梅雀の父、中村梅之助の代表作の一つ。その後を継いだ梅雀は「映像を見て、父の面影も感じつつ、梅雀なりの伝七になっていると思う」と、手応えを語った。

 情に厚い岡っ引き「黒門町の伝七」が、十手などを駆使して悪に立ち向かう物語。梅之助版は昭和48~54年に民放で放送され、伝七らが事件解決後、指を鳴らして「よよよい、よよよい、よよよい、よい。めでてぇな」と締める場面が親しまれた。

 梅雀版でも、その「お約束」は踏襲。江戸の北町奉行・遠山左衛門尉(松平健)から十手を預かった伝七(梅雀)が、下っ引きの勘太(徳重聡)や文治(上遠野太洸)らと事件を解決していく。

 梅雀は、同作への出演を生前の梅之助に報告したといい、「父も喜び、アドバイスももらいました」と明かした。梅之助から託された当時の十手を基に、新たな十手を製作。「それがとても重く、こなしを研究しなければならなかったけれど、とても楽しく立ち回りができた」と語る。

 伝七の役柄は梅之助のお気に入りだったという。梅雀は「父も言っていましたが、伝七はあくまでも庶民。悩み、悲しみ、すねることもあるが、立ち回りになると格好良い。そんな振れ幅の広さ、人間くささが伝われば」と期待を込めた。

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