ピンピンコロリの人生送ろう!! 「ツクバあさん47」結成へ

 目的はピンピンコロリの人生を送ること-。65歳以上の女性でつくるそんな高齢者アイドルグループ「ツクバあさん47」が、つくば市に誕生する。「よさこいソーラン」を通じ、自分たちだけでなく、周囲の人も元気にさせる活動を展開する。現在、メンバーを募集中だ。8月下旬に開催される同市最大の夏祭り「まつりつくば」でのデビューを目指す。(海老原由紀、写真も)

 このプロジェクトを手掛けているのは、スタジオの運営などを行う「D Style」(近藤寛子社長、本社・つくば市二の宮)。筑波大体育専門学群を卒業し、同社で役員を務めるトレーナーの守屋俊甫さん(30)が発案した。

 守屋さんは、よさこいソーランの踊り手で、同大在学中に「斬桐舞(きりきりまい)」という名のチームを結成した経験がある。踊りには仲間と一緒に楽しく体を動かし、主に腹部や太ももの筋肉が鍛えられる魅力があるという。

 「ツクバあさん」というネーミングは「筑波山」「つくば市」「おばあさん」からきている。

 「47」はアイドルグループ「AKB48」を意識した数字。「シワ(48)が似合わない」という思いから、「1」を引いて「47」にした。「よいな(47)と注目されたい」という願いも込めた。将来は全国47都道府県を巡り、各地で開催される「よさこいソーラン祭り」に参加したいという。

 メンバーには、守屋さんの指導のもと、よさこいソーランを踊り、楽しく運動と仲間作りができる「コミュニティーの場」を提供するとともに、健康作りの支援を行う。その支援とは、具体的には、健康の専門家の指導で、簡単にできる筋肉のストレッチ法や鍛え方などの健康講座を受けてもらう。いわば、セルフケアを習得するための「学びの場」の提供だ。

 すでに約15人のメンバーが決まっており、最終的には47人を集めたいとしている。

 守屋さんは「多世代のコミュニティーの中で、生きる知恵を継承するアイドルにしたい」と夢を描く。問い合わせは、守屋さん(電)080・5596・9558。

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