参院選・与野党党首ネット討論詳報

憲法めぐり議論白熱 安倍首相「違憲でも自衛隊活用は失礼だ!」 共産・志位委員長「違憲状態つくったのは自民党」

 参院選(22日公示-7月10日投開票)を控え、与野党9党の党首が19日夜、インターネット中継動画サイト「ニコニコ動画」の討論会に臨んだ。安倍晋三首相(自民党総裁)は「自衛隊を違憲」とする共産党が護憲を掲げていることを追及すれば、共産党の志位和夫委員長は党綱領に掲げる自衛隊解消は「将来的な課題だ」と反論。しかし、党綱領を変えずに民進党などとの連立政権構想を掲げる共産党への批判に、おおさか維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)らが加勢するなど、与野党が入り乱れて議論が白熱した。憲法改正をめぐるやり取りの詳報は次の通り。

おおさか維新の会・松井一郎代表(大阪府知事)「共産党は教育無償化も反対か」

共産党・志位和夫委員長「教育を無償化する方向は必要だが、憲法を変える必要ない」

安倍晋三首相(自民党総裁)「志位さんの話を聞いていて分かったが、いいことであっても憲法改正をしない。いわば指一本触れさせたくないということなのかと感じた。自衛隊については今でも憲法違反という考えなのか」

志位氏「その通りだ。憲法9条と自衛隊は両立しないと考えている。9条という理想に向けて、将来的な問題だが、国民の合意で段階的に9条の全面実施を図っていくのが私たちの見解だ」

民進党の岡田克也代表「首相が憲法改正に熱意を持っているのは間違いない。しかし、選挙が近づいたら争点ではないと言っている。非常におかしい。堂々と憲法のどこをどう変えるかを打ち出して、参院選でおおいに議論しようではないか。逃げるのはおかしい」

首相「自民党は立党以来憲法改正を掲げている。それを考えている人がみんな集まっているのが自民党だから当たり前だ」

社民党・吉田忠智党首「憲法改正が突き詰めた議論になったとき、自公は連立政権が維持できるのか」