参院選・秋田

自民県議、議会欠席し選挙応援 衆院選のとき批判されたのに…

 秋田県の自民党県議が参院選の応援のため県議会の委員会を欠席や早退したことが分かった。17日の議会運営委員会で野党議員が追及し紛糾。最終的に渋谷正敏議長が禁止を通達することで決着した。

 自民党などによると、大仙市仙北郡選出で県連幹事長の小松隆明氏が10日、予算特別委員会を欠席し、地元で行われた同党比例代表立候補予定者の決起集会に参加。横手市選出で県連選挙対策局長の鶴田有司氏が15日、地元で行われた安倍晋三首相(党総裁)の演説の司会をするため、予算特別委員会を途中退席した。

 平成26年の衆院選の際も同様の問題があり、県議会は「議会優先」を申し合わせていた。この日の議運で自民は議会優先を徹底するとしたが、野党側は納得せず、議運が断続的に開かれた。このため、本会議の開会が50分遅れた。

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