宇陀の観光名所を走ってPR 物流会社がラッピングトラック

 古里をPRして地域振興につなげようと、宇陀市の物流会社「今西物流」が、市内の観光名所4カ所の写真などを2トントラックの荷台にラッピングした。

 ラッピングされたのは、しだれ桜として有名な「又兵衛桜」、日本の里100選の「深野の里」、磨崖仏(まがいぶつ)で知られる「大野寺」、女人高野の「室生寺」の写真で、市の春夏秋冬の観光スポットとして紹介。市のマスコットキャラクター・ウッピーの写真などもあしらわれ、「宇陀市にあそびに来てね!」と呼びかけている。

 同社は昭和58年創業の食品輸送中心の物流会社で、近畿圏が営業エリア。ラッピングは社長の今西哲哉さん(46)が2年前に発案し、市などと相談しながら、デザインを検討していた。ラッピング費用は52万6千円。

 9日、宇陀市役所で行われた出発式で、今西さんは「市外に出る若者らが多い中、宇陀市にある会社として古里を知ってもらうために何かできないか考え、アイデアを出した。注目されるので、安全運転にもつながると思う」。竹内幹郎市長は「このトラックが走ることで悠久の歴史を持ち、自然豊かな宇陀市に関心を持ってもらえるのでは。これからも官民一体で情報発信していきたい」とした。

 今西物流では来春、2台目のラッピングトラックを運行させる予定という。