吉村・大阪市長もFクラス使用可能規定変更へ 「舛添知事だけの問題ではない」政治資金規正法改正も求める

 東京都の舛添要一知事が政治資金流用問題で辞職することを受け、大阪市の吉村洋文市長は16日の定例会見で、市長の海外出張時に航空機のファーストクラスが利用可能となっている市の規定について、ファーストクラスを使えなくするよう改正を指示したことを明らかにした。松井一郎大阪府知事も同様の府規定を変える考えを示していた。

 吉村市長は「この数年で利用実態はないが、市民感覚からすると(ファーストクラス利用は)逸脱している」と理由について説明した。また一連の問題について「舛添氏だけの特殊な問題ではない」との見方を示し、「ザル法といわれている政治資金規正法を変えなければ、政治とカネの問題は解決しない」と指摘した。

会員限定記事会員サービス詳細