浪速風

「超変革」は将来への投資

阪急阪神ホールディングス定時株主総会に出席する株主ら(山下香撮影)
阪急阪神ホールディングス定時株主総会に出席する株主ら(山下香撮影)

阪急阪神ホールディングスの株主総会は、阪神タイガースの成績に左右される。ここ数年、期待はずれの外国人選手やFA補強を「不良債権」と追及し、監督交代を求める場面もあったが、今年は和やかだった。株主はセ・リーグ5位の現状の業績より、将来への投資を評価している。

▶金本知憲監督の「超変革」を「素晴らしい。(若手起用を)これを求めていた」と声が上がった。女性株主からは甲子園球場の女子トイレも「超変革をお願いします」。社名変更の質問も出たが、「阪神タイガースの名称を変えることは未来永劫(えいごう)ありません」。こんな株主総会なら経営陣も楽だろう。

▶プロ野球界は大きく変わった。地域密着で観客が増えた。さまざまなファンサービスを行い、観覧車を併設した球場もある。セ高パ低は今や昔、伝統と人気にあぐらをかいていた「盟主」は、12(球団)分の1になりつつある。阪神もさらに経営努力して、株主への配当は優勝しかない。