衝撃事件の核心

大型バイクと軽自動車が衝突・炎上で4人死亡 惨事が起きた国道50号は「魔の道」と呼ばれていた

黒煙を上げて炎上する軽乗用車=5月29日、群馬県太田市吉沢町(読者提供)
黒煙を上げて炎上する軽乗用車=5月29日、群馬県太田市吉沢町(読者提供)
その他の写真を見る (1/7枚)

群馬県太田市吉沢町の国道50号交差点で5月29日、栃木県足利市の会社員、小宮治幸さん(49)の大型バイクと、太田市の団体職員、原田典子さん(37)ら3人の乗る軽乗用車が衝突、炎上し、4人が死亡した痛ましい事故。群馬県警は両者の前方不注意とバイクの速度超過を事故原因とみて、詳しい事故原因を調査中だ。しかし、信号もない簡素な交差点でこうした大事故が、なぜ起きたのか。現場を歩くと、そこから常態化した危険が見えてきた。(前橋支局 吉原実)

事故発生

事故は5月29日午前8時35分ごろ、太田方面に進行中の原田さんの軽乗用車が交差点を右折しようとした際、反対車線を桐生方面へ直進してきた小宮さんのバイクと衝突、炎上。原田さんの車に乗っていた長女で高校2年の萌乃さん(16)、母の美知子さん(66)の家族3人と小宮さん計4人が死亡した。現場からは約20メートルのブレーキ痕が見つかり、バイクが相当な速度を出していたことは事故直後から指摘されていた。

最大速度は300キロか

小宮さんのバイクのことを知る男性(55)によれば、バイクは「KAWASAKI」の中古車で、相当改造されていたという。製造元などによると、車体が軽く加速性能に優れており、改造によって速度性能はさらに上がっていたようだ。

会員限定記事会員サービス詳細