2016参院選

「知事といえば『せこい』の代名詞」 舛添知事と民進・山尾氏を一刀両断 おおさか維新・松井代表

パネルを使って街頭演説する、おおさか維新の会の松井一郎代表=水戸市(坂井広志撮影)
パネルを使って街頭演説する、おおさか維新の会の松井一郎代表=水戸市(坂井広志撮影)

 おおさか維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)が11日、JR水戸駅南口前(水戸市宮町)で参院選に向け街頭演説を行い、政治資金「公私混同」疑惑に揺れる東京都の舛添要一知事や民進党の山尾志桜里政調会長を一刀両断した。おおさか維新は茨城選挙区(改選数2)に候補者を擁立するが、茨城県内での党の浸透度は今ひとつ。そんな中、「時の人」を取り上げた松井氏。果たしてその効果は-。(坂井広志)

 「大阪府で知事をやっています。今、知事といえば『せこい』の代名詞。『知事はせこい!』とどこに行っても言われます」

 演説の冒頭、松井氏は舛添氏を念頭にこう語り、聴衆を沸かした。

 松井節はとどまるところを知らず、舛添氏がシルクの中国服2着を政治資金で購入し「書道の際に中国服を着用すると筆がスムーズになる」と説明したことに対しては、「習字がうまなるんやったら、シルクの服、僕買いますよ。字、苦手なんでね」とこき下ろした。

 自身については「僕はせこいですよ。ただ舛添さんとはせこさの方向性が違います。役所のお金を使うときは徹底的にせこくやっています。納税者のお金を使うときは、せこく、細かくやります」と、一緒にされるわけにはいかないといわんばかりだった。

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