安倍晋三首相(自民党総裁)は12日、夏の参院選(22日公示、7月10日投開票)を前に長野県塩尻市で街頭演説を行った。
首相は、野党が批判するアベノミクスをめぐって「私は母親から『人の批判はするな』と言われて育ちました」と聴衆の笑いを誘うと、「しかし、今日は分かりやすいから批判させていただく」と語り、民主党政権時代の経済状況を皮肉った。
首相は、民主党政権時代に雇用が10万人減ったことを指摘した上で、「私たちはそこから110万人増やした」とアベノミクスの成果をアピール。「アベノミクスは決して失敗していない」と訴えた。
そして首相は「私たちがやるべきことは、この道をしっかりと、もっと力強く前に進んでいくことだ」と強調。「アベノミクスのギアを上げてエンジンをもっと力強く回していくことだ」と呼びかけた。