福島から問う 廃棄物の重責(中)

処分場の用地取得は2% 「中間貯蔵は30年」の約束は果たせるのか

 「決まったことを一方的に押しつける『上から目線』が変わらないうちは、信頼関係は築けない」。地権者の一人はそう漏らす。

 両者の最大の溝が、「30年後に県外で最終処分する」という国の約束だ。最終処分場の候補地については、その選定方法すら決まっていない。地元からは「誰もそんな先のことは考えていない。政治家は目先の選挙のことだけだから」という声も聞こえる。

 「今の状態で(土地売買)契約すれば、子供や、孫の世代にまで不安を残すことになる。将来世代の安心が担保されなければ、前へは進めない」。門馬さんは、そう不安視している。

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