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幻の巨大ザルに取材班は遭遇できたのか? NHK『大アマゾン 最後の秘境』

【TVチェック】幻の巨大ザルに取材班は遭遇できたのか? NHK『大アマゾン 最後の秘境』
【TVチェック】幻の巨大ザルに取材班は遭遇できたのか? NHK『大アマゾン 最後の秘境』
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 南米・アマゾンの自然や、そこで生きる人たちに密着取材したドキュメンタリー「NHKスペシャル 大アマゾン 最後の秘境」(全4回)が、NHK総合で月1回のペースで放送されている。6月12日午後9時に放送される第3集「緑の魔境に幻の巨大ザルを追う」は、約100年前に撮影された1枚の写真をきっかけに、NHK取材班が約100日間にわたり「幻の巨大ザル」の正体を探ったという。田所勇樹ディレクター(35)に、番組の見どころや現地での苦労話を聞いた。(本間英士)

日本初公開のサル映像

 「いろいろありましたが、研究者もびっくりするような、スクープ性の高い映像を撮ることができました」。6月上旬、日本に帰国していた田所ディレクターは、笑顔でこう語った。

 「2年前に新種認定された『サキ』というサルなど、テレビカメラで捉えたこと自体が初めてとみられる、貴重な映像を撮影できました。中でもイチ押しは、撮影の最後に遭遇した『黒くてでっかいサル』。突然森の奥から、けたたましい声とともに現れて、あれには、本当にびっくりしましたね…」

 田所ディレクターはこう語ったうえで、番組制作のきっかけや、ロケの思い出話をしてくれた。

きっかけは「モノス」

 撮影のきっかけは、1年半前にさかのぼる。田所ディレクターは、100年ほど前に撮影された「モノス」という、推定体長約150センチメートルのサルの写真に興味を持った。だが、南米にはそもそも1メートルを超えるサルは生息していない。写真の真偽自体、怪しいとされていた。

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